映画ジョーカーの感想|笑顔が怖くて哀しい…悪の誕生は誰のせい?

映画ジョーカーの感想

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管理人☆ことは

映画【ジョーカー】、公開初日に観てきました。

2019年10月4日、日米同時公開映画【ジョーカー】

  • 第76回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞受賞(最優秀作品賞)!
  • ホアキン・フェニックス、アカデミー賞主演男優賞ノミネートは確実か?
  • オスカー受賞の大本命

 

など、前評判は上々。

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映画【ジョーカー】の感想・レビューを、核心に触れない程度のネタバレも含めつつ、書いていきます。

アメコミのアンチヒーロー映画が金獅子賞??
かなりハードル上がった状態で観に行ったのですが……。

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映画【ジョーカー】感想の前に作品情報!

ジョーカーは、DCコミックス『バットマン』に登場する最強の悪役。

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みるみる

英国エンパイア紙(映画雑誌)「 2018年度 映画史上最も印象に残る悪役ランキング」で第2位に選ばれました。

本作は、最凶のディラン・ジョーカーがどのように誕生したかを描いた映画オリジナル作品です。

映画【ジョーカー】のあらすじ

「いつも笑顔で」という母の教えを守り、貧しいながらも懸命に生きる心優しい青年アーサー。

わずかな給料で母親を介護、自身は意図しないタイミングで笑いだしてしまうトゥレット障害を抱えている。

スタンダップコメディアンを目指し、真面目にピエロの仕事をしていたのだか、アーサーに世間は冷たかった。

弱者による弱者へのいじめ、打ち切られる社会福祉、仕事仲間の裏切り、解雇、コメディアンとしての才能も開花しない。

愛していた母をも信じられなくなる事実が発覚し……。

何もかもがうまくいかず、追い詰められていくアーサー。

ある事件をきっかけに、ジョーカーへと変貌を遂げていく。

映画【ジョーカー】のキャスト

公開日:2019年10月4日 製作国:アメリカ 上映時間:122分
監督:トッド・フィリップス 脚本:トッド・フィリップス / スコット・シルバー 
出演:アーサー・フレック / ジョーカーホアキン・フェニックス・マレー・フランクリンロバート・デ・ニーロ・ソフィー・デュモンドザジー・ビーツ・ペニー・フレックフランセス・コンロイ・トーマス・ウェインブレット・カレン・Ted Marcoマーク・マロン・Detective Burkeシェー・ウィガム・Detective Garrityビル・キャンプ・ランドルグレン・フレシュラー・ゲイリーリー・ギル

https://miruyomu.net/joker/

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映画【ジョーカー】 の感想・レビュー

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管理人☆ことは

映画【ジョーカー】もはやアメコミじゃないじゃん!
R15+だし、完全に大人向け。

ことはの感想をざっくり3つにまとめると……。

ジョーカーの感想

凶悪ジョーカーへの変貌
描き方がお見事

 

過去作ともつながって
スッキリ

 

ホアキン・フェニックス
演技スゴすぎで怖い

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では、私の感想を 一つずつ 書いていきます。

凶悪ジョーカーへの変貌、描き方がお見事

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環境が悪いから、悲惨な状況だから、悪いのは全部社会のせい、アーサーが悪に走ってしまったのもしかたないよね。
なんて思いません。

だけど、アーサーだけが悪いのか?
犯罪とまではいかない、でも“悪”だらけの状況。
抜け出しづらいよなぁ、とは思ってしまいました。

アーサーは、けして環境に恵まれているとはいえません。

  • 貧しい
  • 突然笑いだしてしまう障害がある
  • 病気の母を介護している

 

その状況にありながら、母の教えである「いつも笑顔で」を愚直に心がけて努力しています。

でもやることなすこと全て裏目に出てしまう。

誰一人、何一つ信じられない。

希望がどこにも見いだせないところまで追い詰められていく過程は、観ていてツラかったです。

耐えきれなくなったアーサーが、初めての悪に手を染めた瞬間、彼の中で何かスイッチが入ったような音が聞こえました。

そこからはもう、加速度的に“悪”が膨らんでいき、別人のように変わっていきます。

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繰り返しますが、一方的に世の中が悪くてアーサーに非はない、とは思いません。

アーサーがもっと自分のこと客観視できれば……。
コメディアンなんか目指さず、自分に合った職場で働けばツライ思いをせずにすんだかもしれない。
トラブルが起こった時の対処法だって、いやいや、もうちょっとやり方あるでしょーよ。。

と、アーサーに感情移入できない人もいたハズ。
「ふつーの大人ならできるでしょ、自己責任でしょ」って。

でもそれができないアーサーのような人も一定数存在する。
というのも事実なんですよね。

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アーサー時代のピエロのメイク。

人を笑わせ、楽しませるためのピエロなのに、情けなくどこか物哀しい顔をしていました。

ジョーカーになってからのピエロのメイクは全然違う!

ものすごく生き生き、自信に満ちあふれている。

そんな変化にも注目です。

バットマンVSジョーカー、過去作ともつながってスッキリ

『ダークナイト』を観た時、思いました。

ジョーカーは、バットマンシリーズに出てくる他のディランと違うって。

他の悪役たちは、自分の利益を脅かすからバットマンと戦う。

お金・自分の利益が大事ってことがわかります。

でも、ジョーカーは、マフィアからせしめた大金(自分の背より高いピラミッド状に積み上げた札束)を燃やしてしまう。

お金に執着はない、私利私欲が“悪”の動機ではないんですね。

じゃぁ、イカれたサイコパス野郎、快楽殺人者?

『ダークナイト』を観た時、そうなのかな、とも思ったのですが、ただそれだけじゃないような気もしていたんです。

殺人そのものを楽しんでいるというより、人の心をえぐるような選択を迫る。

正しくありたい、あるいは正しいと思っている人たちの“正義の価値観”を揺るがしてくる感じ。

「友だちと恋人、どちらを救うか?」「相手たちを殺すボタンを押さなければ、自分たちが相手にボタンを押されて殺されるかも」とか。

欺瞞や偽善を許さないジョーカー。

自分の死は恐れていない、そこも怖い。

ジョーカーの目的は?いったいなぜバットマンと戦っているの?

わからなかったんです。

そんな『ダークナイト』で感じた疑問が、本作をみて「あぁ、だからか」とスッキリ。

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本作で、ジョーカーは幼少期のバットマン(ブルース・ウェイン)と出会います。

ええっ?バットマンとジョーカーってもしかして???
なんて思わせるシーンもありました。

ウェイン家との関わり、ジョーカーの誕生だけでなくバットマン誕生のきっかけ、いろいろがつながってこれまたスッキリ。

MEMO
全くバットマンシリーズ観たことないよ、という方は、感情移入しづらいかも?
ダークナイトだけでも観ておくと、より楽しめると思います。

ダークナイトのあらすじ・キャスト・動画を見る

ホアキン・フェニックスの演技、スゴすぎて怖い

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アーサー、ジョーカー、どちらもいろいろな笑顔を見せます。

笑っているのに怖かったり、哀しかったり。

その中には、私がかつて一度も、そしてこれからも一生しないであろう笑顔もありました。

ジョーカーを演じるために、20kg以上もの減量をして役に臨んだホアキン・フェニックス。

印象的なシーンがたくさんあります。

  • カウンセリングを受ける時の止まらない高笑い
  • 職場の上司に不条理な理由で怒られた時の表情
  • ガリガリの身体×白いパン一で踊る
  • 憧れのトーク番組出演をシミュレーション
  • 長い階段、まるで自分が舞台の主役であるかのように踊る
  • 人気司会者(ロバート・デ・ニーロ)とのやりとり

 

など、本当にたくさん。

中でもラスト、ジョーカーの口が避けている理由がわかるシーン。

ゾクゾクしました。

と、同時になんでか泣きそうになりました。

とにかくホアキン・フェニックスの演技、スゴすぎて怖かった、でも最高。

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ダークナイトでジョーカーを演じたヒース・レジャーは、映画を撮り終えたあと亡くなりました。

一時はジョーカー役にのめり込みすぎた、なんて話しもあったし、ホアキン・フェニックスのお兄さん(リバー・フェニックス)も薬物の過剰摂取で亡くなられてる。

ガリッガリに痩せたホアキン・フェニックスを見て大丈夫?と思いましたが、王様のブランチインタビューで、ちょっとふっくらして元気そうだったので安心しました^^;

【ジョーカー】ホアキン・フェニックスインタビュー【ジョーカー】ホアキン・フェニックスインタビュー@王様のブランチ

映画【ジョーカー】の評価

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あくまでもことは個人の感じた評価です。
「違うんだけど?」と思う方もいるかもですが、心広く読み飛ばしてくださいね。

映画【ジョーカー】の評価
ストーリーの面白さ
(4.5)
ハラハラ・ドキドキ
(3.0)
ゾッ
(3.5)
深い
(4.0)
考えさせられる
(4.5)
泣ける
(4.0)
恐怖
(3.0)
胸糞
(2.5)
グロさ
(1.0)
役者の演技
(5.0)
ことはの満足度
(4.5)
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あと、劇中にかかる音楽、クリームの「ホワイトルーム」めちゃくちゃ格好良かった!

チャップリン作曲の「Smile」も流れるのですが、これは……
切なかった!(涙)

映画【ジョーカー】まとめ

悪の仮面をつけているのはどっちだろう?

ジョーカーは悪人です。

“悪の仮面”=ピエロのメイクをして、人を殺す。

自分を含む普通の人たちは?

善人の仮面をつけているけど、本当に善人なのかな、善人の仮面に隠れた“悪”こそ怖い。

バットマンは勧善懲悪映画、今まで無邪気に「ジョーカー倒せ、バットマン!」としか思ってなかったけど……。

もし今後のバットマンシリーズでジョーカー出てきたらどんな感情で観ればいいんだ?笑

いろんな思いが入り混じりますが、映画【ジョーカー】最高に良かったです!

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