映画【海炭市叙景】フル動画観るならココ※無料配信情報

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2010年に公開された日本映画です。

監督を務めたのは第36回モスクワ国際映画祭最優秀作品賞を受賞した『私の男』を手がけた熊切和嘉監督です。

映画【海炭市叙景】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

豪華なキャストが、ただそこに在る、人間臭さ。を感じるというか、それぞれの日常の侘しさ、やるせ無さと共に、海炭市を漂っている、歩いている気がするドラマたち。

造船業でリストラされた兄（竹原ピストルさんの朴訥な眼差しがしみる…）と妹、初日の出をめざし真夜中を進む情景。子連れ再婚の見えない複雑さを抱えて、ガスボンベを日々運ぶ加瀬亮さん。
浮気するホステスに南果歩さん、その夫に小林薫さん…有名である彼らがすっかり海炭市の住人になっています。

私達はその生活を少しだけ覗き見るような、傍観するような。それぞれの家族に、一人一人にある事情。ジム・オルークの音楽が寄り添い、静かに流れていく物語。

秀逸です。

海炭市に暮らす人々の生活が淡々と描かれています。
華やかな話は一切なく、登場人物それぞれ何かしら欠点があったり、問題を抱えていたり。

リアルだと感じました。
おそらくあんな暮らしをしている人たちはいて、現実ではそんなこと人には話さないから、知り得ない。
映画だから、そうした人々の、ある意味恥部も含んだ暮らしを、俯瞰で観ることができるのだと思います。

明るくはないので、エンターテインメント性の高い映画が好きな方にはおすすめしませんが、いいところも悪いところも含め、じんわり“人間くささ”というものを感じたい人にはおすすめです。

私も、ノスタルジックな映像美や、作品の世界観が好きで、↓ページに感想をまとめています。