映画【居眠り磐音】フル動画観るならココ※無料配信情報

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《平成で最も売れている時代小説シリーズ》として累計2000万部を突破、佐伯泰英の「居眠り磐音」を、松坂桃李さん主演で映画化。

映画【居眠り磐音】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

時代劇だからこそ感じられる人間の空気が、磐音を演じる松坂桃李さんによって極められたような作品でした。

友人同士、何気ない会話を紡ぎながらおくってきたであろう穏やかな日常が突然壊れてしまうのに、狂気を表に出さず淡々と噛み締めて生きる磐音の表情。
親友役、柄本佑さんとの死闘シーンでの、向かいあう顔。
どのように役と向き合えば、命を懸ける、人間の表情をだせるのだろうか。
磐音を慕う女性との会話のやりとりなど、色んな表情に見応えがあります。

松坂桃季さんが、殺陣のシーンで体を張って健闘していてとても良かったと思いました。
すごくカッコ良かったです。
表情や仕草がとても良くて、上手いと思いました。
心優しい磐音が、松坂さんの人柄とあっていて、はまり役だと思いました。

芳根涼子さんが、おっとりしてしとやかで一途に磐音を思う奈緒を熱演していて、とても良かったと思いました。
木村文乃さんが、明るく世話好きなおこんを自然体で上手く演じていたと思いました。
南沙良さんが、とても一生懸命さが伝わってきて好感が持てました。

前半の「どうしてこんなことに」としか言いようがない悲劇的状況は描写に容赦がなく、正直しんどいです。
後半になるにつれ穏やかな話になっていくのですが、序盤でマークされる絶望の最大瞬間風速は並々ならぬものがあります。

しかしながら磐音を取り巻く周囲の人々がとても穏やかで、とても好きな映画になりました。
出演者も皆穏やかな悲劇を飲み込み生きる人物を好演しています。

けれども特筆すべきは磐音を演じる松坂桃李です。つらさを飲み込みつつ、春風のように穏やかに佇んでいる様がとても印象的でした。