映画【空気人形】フル動画観るならココ※無料配信情報

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「歩いても 歩いても」など、人間の心の機微の繊細な描写を得意とする是枝裕和監督が、業田良家原作の短編漫画「ゴーダ哲学堂 空気人形」を実写映画化した作品です。

映画【空気人形】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

儚く美しい、精神描写の繊細な映画です。
空気人形というのは言ってしまえばダッチワイフのことで、ダッチワイフが心を持って人間として生活する、という話です。

主人公の役は韓国人であるペドゥナさんがされていて、日本語がすごく上手いのですが少しだけたどたどしく、その感じが人形っぽさをさらに増していてかなりいいです。

主人公はバイト先の同僚に恋をしていて、しかしうちに帰ると持ち主に犯される、なんて対比が切なさをかき立てます。

無機物が心を持ったらどうなるのか、なんてことを考えずにはいられない映画です。

予告編も事前に観ていたうえ、ある程度の内容を知っていたのですが、本編を見た際は血の気が引くような衝撃でした。

空気人形の持ち主である秀雄役の板尾創路さんが、あまりにも役にハマりすぎていたのです。彼でなければ、あの不気味な演技はできなかったことでしょう。

一方で体は生きていても、心が空っぽな人間がたくさんいることや、あまりにも切なすぎる終盤の展開に胸が痛みました。

登場人物全員が非常に人間らしくて、この作品はファンタジーのようだけど、紛れもなくリアルな人間ドラマなのだと感じたものです。

是枝監督と井浦新のコンビということで映画を見ました。
はじめ空気人形がなんだかわかっていなかったので、驚きました。

内容を教えていたら見なかったかなと言う映画ではありますが、やはり是枝監督はすごいですね。
倒錯的というか、一歩間違うとぐずぐずに気持ち悪い映画になってしまうテーマの映画です。
しかし、是枝監督が撮ることになって、透明感の感じられる映画に仕上がっていました。

予想外の展開に驚きましたが、最終的に空気人形は幸せだったのかなと思います。