映画【きみの鳥はうたえる】フル動画観るならココ※無料配信情報

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『海炭市叙景』や『そこのみにて光輝く』など函館を舞台に描いた作者、佐藤泰志の作品を映画化したものです。

映画【きみの鳥はうたえる】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

「僕」と佐知子、静雄の三人の関係がバランス良く楽しそうなのが面白いですが、これはいつまで続くのかとドキドキ。
佐知子は美しい見た目ながら、男たちと以前からの友達のように自然に溶け込めて、柔軟さを感じる魅力にあふれていますね。
静雄が他の二人を気遣って自分の気持ちを抑えているように思え、切なさを感じました。

「僕」の本心がなかなか分からなくて、やっぱりね、となった後のラストに驚きの展開。
なによなによ、そうだったの？今やっと、素直になれたの？と、今後に向け色々と想像を掻き立てられました。

いつの時代も若者は未来を見失いがちで虚無感にとらわれがちです。
この映画は大人になる手前のどこにでもいそうな男と女がどこにでもありそうな日常を描いただけでの映画です。
特に事件も起こらない、エモーショナルなセリフも飛び交わない。
けれど、見ている人に訴えかけるものがこの映画はあるかと思いました。

それにしても柄本佑と染谷将太はこんなどこにいてもいそうな奴の役が上手いなと思いました。
将来が明るいんじゃないかと思いました。

あいまいな関係ってなんかいいよねと思いました。
いつまでも、そのままではいられないのかもしれないけど、このままでいたいと思える関係が描かれていて、よかったです。夜の散歩のシーンとかエモかったです。

また、僕の何も考えたくない、真面目から逃げたいってのもよくわかります。
私なんて、まだ逃げててダメだなと思いますが、誰にでもそういう時期ってあると思うので、誰しもが共感できる映画だなと思いました。
映像もきれいでよかったです。

その“一瞬”だけ楽しければいいのだ。
刹那的に生きる、2人の青年とその間を漂う1人の女。

何も考えず、酒を飲み踊りカラオケに興じているようで、本当はそれぞれが色んなことを考えている。
けれど、それを口には出さない。

“人生は楽しむものだから”。どこにでもあるような日常が淡々と流れているだけに見えるのに、この“3人で過ごした時”を彼らと彼女は一生忘れないだろう。

そんな風に思わせる不思議な魅力に満ちた作品。
俳優さんたちの自然体の演技と存在感が素晴らしい。