映画【いなくなれ、群青】フル動画観るならココ※無料配信情報

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河野裕によるミステリー小説を、柳明菜監督により映画化。
奇妙な島を舞台に、幼馴染の少女と共に、その島の謎に迫るという青春ミステリー映画となっています。

映画【いなくなれ、群青】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

美しい景色と、七草と真辺のまっすぐな気持ちが心に響きます。
観ているこちらも、背筋が伸びてくる気がします。

最後に一つ謎は解けるのですが、誰にでもわかる形ではありません。
原作は、まだまだ続くのでその先まで読んでしまったら、知らなくていいところまで知ってしまい、見方が変わってしまった気がします。

原作を読む前、または1冊だけにしておけばよかったです。
傷つきやすい青春のなかにあっても、一番繊細な心の動きが描かれています。

とにかく七草役の横浜流星さんの繊細な演技が素晴らしいです。
いきなりありえない状況に放り込まれているのに、常に冷静で、ポーカーフェイスを崩さないところはすごいと思いました。
でも、その当たり前が、真辺の登場によって大きく狂わされていく過程も興味深いです。

七草はいい意味でめんどくさい性格なので、くっきりはっきりしている真辺とは正反対ですが、自分とは違うものに興味津々というところがいかにも思春期っぽいなと思います。

でも、ずれた優しさで波風立てないように振る舞うところは妙に大人びているし、そのアンバランスさが七草の最大の魅力だと感じました。

群青という合唱曲が歌われているというニュースを見た。
「いなくなれ、群青」というタイトルは、合唱曲けらきているのかと思ったが、本編は階段島という島の話である。

ある日、捨てられた島階段島にやってきた2000人の日本人。
捨てられた島なのか？島に捨てられたのか？

日本や日本人の皺寄せである。
日本人は、こんなことを遥か昔から黙って皺寄せ何も関係ないと思っていたのだ。
皺寄せが表面化した時、映画の台詞のようにねぎらうこと一言なく子供まで蔑み罵り始めた。
皺寄せという氷山の一角だ。

とにかく飯豊まりえちゃんが可愛かった映画です。
正義感が非常に強くて、自分の気持ちにまっすぐで嘘をつけない、今どき珍しいタイプの女子高校生を演じていました。
私はこの真辺由宇という女の子が大好きでした。

『いなくなれ、群青』という映画は普通の学園モノではなく、とても小説感の強い、独特な雰囲気の作品でした。

オープニングから何か別の世界に引き込まれるような感覚があり、観に行ったのがレイトショーだったからか、まるで夢の中にいるような不思議な映画だったんです。

映像もキレイだったし、エンディングのSalyuの曲が素晴らしかった。
今度は小説を読んでみようかなぁ。