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標的を6秒以内に仕留めるという、超人的な戦闘能力を持つ伝説の殺し屋ファブル(岡田准一)。
その腕前から裏社会で恐れられる彼だったが、ある日、育ての親であるボス(佐藤浩市)から、一年間の殺し屋の休業と、普通の人として生活することを命じられる。
もしも誰か1人でも殺してしまったその時は、ボスが直々に処分するという条件付きだ。
「佐藤アキラ」という偽名を使い、相棒のヨウコ(木村文乃)と共に、兄と妹という設定で、初めて普通の人間として生活することになるのだが……。
週刊ヤングマガジンで連載している南勝久による人気漫画を、「20世紀少年」「GANTZ」の渡辺雄介が脚本を務め、CMディレクター出身の江口カンが監督を務め映画化された作品です。
漫画の実写化となるとその再現性がたびたび話題となりますが、凄腕の殺し屋役を演じる岡田准一によるアクションのすごさは大きな見どころ!
ここまでスタイリッシュな殺し屋の再現をしてくれるのであれば、納得の配役と言えるのではないでしょうか。
映画【ザ・ファブル】を鑑賞した方のレビューをチェック♪
原作は漫画で、主演の岡田君のアクションが見たくて鑑賞しました。
そんな私でも、すぐに物語の中に引き込まれて行きました。
腕利きの殺し屋のお話で、ボスから1年間だけ殺しは一切やらず一般人として大人しく生活しろという任務を課せられた。
野性的な主人公のキャラが面白く、枝豆を外皮ごと食べたり、サンマの塩焼きも頭から丸ごと食べたり。
殺し屋の時とのギャップが面白かったです。
それを忠実に演じている岡田君もキャラぴったりでした。
ほぼスタント無しで演じているということだったので、スパイダーマンのように壁を登ったり、本当に素晴らしかったです。
ただ、アクションがあまりにも早くて目がついていけなかったです。
注目は柳楽優弥さんで、彼の関西弁で飄々として掴めないながらヤクザらしい逃れられないゾクゾクした恐さがあるのに不思議と格好良かった。
静と動の両方を表現されたセリフの雰囲気と椅子に縛られたまま落とされる場面は見事でした。
レディガガの楽曲に合わせた爽快のアクションシーンがあるんじゃないかと期待しましたが、曲は最後のエンドロールのみで演出に全く絡んでおりません。
良くも悪くも大衆向けエンターテイメントのアクション映画なので得にメッセージ性なものもなく、特に心に残るものもなく、インパクトに残るものも得になかったのでもう一回見直そうという気もさほど起きませんでした。
骨のある演技をする役者ばかりで、とても見応えのある2時間でした。
岡田准一の全編で一切スタントを使わないアクションシーンは圧巻で、特に2階分もある壁を飛びながら登っていくシーンは凄いの一言です。
また、数あるアクションシーンを際立たせるカメラワークも、スピード感を伝えつつ、役者の表情や身体の迫力を捉えており、素晴らしかったです。
最近はスピード感ばかりに気を取られて、演技や蹴りの重さなどが伝わってこないアクション物が多いですが、この作品は久しぶりに良いと思えるアクション映画でした。