映画【羊と鋼の森】フル動画観るならココ※無料配信情報

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宮下奈都による第13回本屋大賞に輝いた同名小説を、橋本光二郎監督の元映画化した作品です。

映画【羊と鋼の森】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

ピアノ調律師の青年と彼と関わる２姉妹の物語です。

お仕事もの？と思ったら、叙情的で内面を深く掘り下げた穏やかな作品でした。

新米の調律師を演じた山崎賢人さんは、こんなにも繊細な感情の表現ができるのかとビックリしました。
漫画の実写化映画の常連さんというイメージでしたが、覆されました。

映画の中では本当に時がゆっくりと進んでいきます。
一見地味なことをコツコツ、コツコツ、目指す音を求めて彷徨う様子を多面的に丁寧に描かれていました。
何かをすごく大切にしたくなる、心地の良い映画でした。

ピアノの伴奏はピアニストばかりに目がいってしまいがちです。
調律師という職種もすごく大切なのだと実感できて良かったです。
私はピアノに無縁な人生を送ってきたので、ピアノの構造など見る機会もなかったのです。
これを機会にピアノや楽器の構造などをネットや本で調べてみるのも楽しいかもしれないなと思いました。

調律師が必死に向き合ったいる姿が好きでした。
森の中のシーンがメルヘンチックで夢を見ているかのようでもありました。
感動しました。

原作を読んで感動して、それで映画を観てみることにしました。
原作の雰囲気がよく移植されていると感じました。
これであれば「原作レイプ」などと言う人はいないでしょう。

また、原作にあるエピソードを、むしろふくらませて、すばらしい物語にしているところもありました。
両親を亡くした青年のピアノを調律するエピソードです。
セリフを抑え、サイレント映画のように、ショートショートドラマにしています。

セルジオ・レオーネ監督の「愛と哀しみのボレロ」が、こんなふうな作り方だったのを思い出しました。
映画ならではの演出で、感動しました。

高校生が調律師に出会い人生が変わったという映画である。

ピアノと向き合うと言って調律し続ける調律師。
一方華やかなピアニスト姉妹の活躍と調律師として出会うことに。華やかな舞台と人生について黙考する調律師。

ピアニスト姉妹に出会ったことで人生が変わったと言うが。
高校の音楽室と舞台の違いのようなものから、人生が変わるほどの影響があったという。

小さな夢が叶ったと思うか挫折するような落ち込みとなるか、調律師の心やいかに！？

ピアノ調律士というマイナーな職業に光を当てた作品。
ピュアな感情をうまく演じている山崎賢人くん。

ピアノを弾く姉妹をいまや人気の上白石姉妹が演じているのもとてもリアルに感じました。

鈴木亮平さんの優しい眼差し、周りの先輩たちのアドバイス、ピアノ奏者との出会いで主人公が成長していく姿がとても心打たれました。

でもピアノをやっていないわたしからすると音の違いとかピアノを弾く葛藤、楽しみが分からないので実際にピアノ弾く人にはより一層楽しめる作品かと思います。