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《あらすじ》
亡き両親の代わりに育ててくれた祖母が入院し、宮川澪は東京へ出ることになった。都会の空気に馴染めずにいたものの、居候先の銭湯を手伝いながら、昔ながらの商店街の人たちとの交流に喜びを見いだしていく。だが区画整理のために銭湯が閉店することに。
《見どころ》
見慣れた景色が失われていく寂しさと、それでも前に進もうとするまっすぐな心。世の流れに揉まれながらどうにか生きている、そんな人たちの日常がまぶしく映る。
引用：U-NEXT『わたしは光をにぎっている』動画配信ページ
映画【わたしは光をにぎっている】を鑑賞した方のレビューをチェック♪
松本穂香さん、ひよっこで見た時から素敵な演技をされる方だなと思っていましたが、今作でも柔らかくすうっと心に入ってくる演技がとても好きでした。
これからがとても楽しみな女優さんです。
下町の街並み、銭湯のノスタルジー、町の人のドキュメンタリー映像、など素敵です。
変わっていくものを受け入れて、ちゃんとする事って単純だけど難しい。
「できることから」って本当に落ち込むと何もできなくなるから、すごく救いの言葉だと感じました。
映像が交差するところはすごい。インタビューも生感も◎。
詩も素敵でした。
何処に行っても人と馴染めない主人公「澪」の物語です。
亡き父の友人である京介の大切にしていた銭湯を無くさないために、紆余曲折あってたどり着いた居場所は東京の下町の銭湯、しかし澪が居場所を作った銭湯ですら、無くさざるを得ない状況になりながらも、立ち直る姿を描写されています。
銭湯や、商店街が無くなって行くシーンはもの悲しさを感じさせます。同時にこの物語は澪が商店街の人々と接していく内に、周囲にだんだん心を開いていくと言う成長を感じさせる映画でもありました。
主人公・澪の強い不安感が伝わって、今後どうなるのだろうとザワザワするような気持ちで見始めました。
周りも特別な優しさを表すわけではないけど、それがかえって澪の心を立て直していったのかも。
意外にも大きな声を出せたり、嫌な感情が顔に表れたりと表情が次第に変わっていくところに注目していました。
澪は若くして大変な環境になったわけだけど、どこか可笑しみのある流れで、悲壮感があまりないのがホッとできるんですよね。
京介を始め周りの登場人物が個性豊かで、べたつかない優しさもやっぱり感じられて面白いです。
公開年：2019年 製作国：日本 上映時間：96分
《監督》
《脚本》
中川龍太郎 末木はるみ 佐近圭太郎
《キャスト》
松本穂香 渡辺大知 徳永えり 吉村界人 忍成修吾 光石研 樫山文枝 小川あん 長屋和彰 松本妃代 小林萌夏 桜まゆみ
