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「自分は特別な存在」
若い頃は、そんな風に思っていた晴夫（大泉洋）だったが、39歳になった今も4畳半のアパートで暮らす冴えないマジシャン。
人気が出だした後輩マジシャンに嫌味を言われても言い返せない、人生を諦めかけていた。
追い打ちをかけるように、生き別れた父の訃報の電話が警察から入る。
ホームレスだった父が暮らしたと思われる川原で突然の……。
気づくと晴夫は昭和48年にタイムスリップ。
売れないマジシャンのチン＝晴夫の父である正太郎とコンビを組んでマジックをすることに。
最初こそ、大ゲンカしてしまったが、ケンカしながらマジックをするという芸風がウケ、あさくさ雷門ホールは大入り満員に。
テレビデビューも目指すなど晴夫は、現実世界では得られなかった充足感を感じていた。
父が女を作ったため出ていったしまった、と聞かされていた母（柴咲コウ）とも対面。
なぜ自分を連れていってくれなかったのか、そんな恨みもあったが、真実は違っていた。
出生の秘密を知った晴夫は……。
人気お笑い芸人・劇団ひとりさん原作の小説を、自らメガホンを取って実写化。
自身も、主人公・晴夫の父親役で、ダメだけど憎めない、そんな正太郎を演じています。
ほろりと泣ける人情喜劇。
主人公の晴夫には、悲劇も喜劇も演じられる役者、ということで、川村元気プロデューサーの推薦で大泉洋さんが抜擢されました。
作中では、大泉洋さんが実際にマジックも披露。
4ヶ月もの練習をしてから臨んだそうですよ。
映画【青天の霹靂】を鑑賞した方のレビューをチェック♪
うまくいかない人生を歩んできた中年マジシャンがタイムスリップして、父と母に出会ったことで、生きる意味を知る、みたいなストーリーです。
タイムスリップして父親である劇団ひとりさんとマジックをするのですが、ほんとに大泉洋さんとコンビみたい。
大泉洋さんは、こういう役は手慣れたものだと思いますが、劇団ひとりさんも演技がうまくてびっくり！
大泉洋さんは本物の芸人にも見えるし、劇団ひとりさんは、ちゃんとした俳優さんに見えました（笑）
柴咲コウさんもしっかりものの奥さんって感じで役にピッタリはまっていました。
自分も親がどんな思いで生んでくれたか育ててくれたか、大人になった今見ることができたら、人生大切に生きなくちゃって改めて感じると思います。
私が今まで観た映画の中で一番泣いたといって過言ではないほど、泣けるし感動する、何年経っても心に残っている映画です。
劇団ひとりさんが原作、監督されるというのはこの映画以前聞いたことがなかったので、本当に失礼な話ですがそこまで期待値が高かったわけではありませんでした。
しかし観終わったあとは土下座して謝りたいくらい素晴らしい構成の映画だと感じました。
大泉洋さんの演技がとにかく素晴らしかったです。
コミカルなシーンも泣かせるシーンも観る者をひきこむ圧倒的な演技でした。
内容にミスチルの「放たれる」という曲がマッチしていて更に感動でした。
劇団ひとりさんの小説を自ら監督を務めた映画で最初はつまらないのではないかと思い、何処か冷めた感じで視聴していましたが、芸人さんが監督を務めた映画とは思えないくらいしっかりとした内容の物語になっていて、面白い物語でした。
内容は少しありきたりな展開ではありましたが、主演の大泉洋さんの演技がとても良くて物語の世界観によく合ったキャスティングだったと思います。
劇団ひとりさんも出演されていて、大泉洋さんとの掛け合いはコントのようでした。
公開年：2014年 製作国：日本 上映時間：95分
《監督》
劇団ひとり
《原作》
劇団ひとり
『青天の霹靂』
《脚本》
橋部敦子
《キャスト》
大泉洋 柴咲コウ 劇団ひとり 須田琉雅 笹野高史 風間杜夫 入江雅人 小石至誠 高橋周平 柄本佑 岩井秀人 前野朋哉 黒田大輔 中村育二 今井隆文 小村裕次郎 ヤマザキモータース 稲川実代子 池谷のぶえ 猫田直 水森コウ太 クロヤギ 原扶貴子
