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映画【キャタピラー】は、『ジョニーは戦場へ行った』と、江戸川乱歩の短編小説『芋虫』がモチーフとなっています。

映画【キャタピラー】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

戦後の時代のお話です。
戦争で四肢を失った男性とその妻の生活の様子を通して戦争の悲惨さを訴えている映画です。

この映画を見ると、終戦で戦争が終わったわけではなかったことを実感しました。
その後も、戦争が原因で不幸な生活をする人がいるということを改めて感じました。
四肢を失った本人もつらいでしょうが、それを介抱する奥さんのつらさもよくわかります。

この映画では、妻を演じた寺島しのぶさんの演技が大迫力でした。
戦争は勝っても負けても不幸になるのだなとも感じました。

絶望的な悲しさに包まれた作品でした。
四肢を失ってしまった久蔵の目線で見ればよいものか、夫に尽くそうと必死なシゲ子の目線で見るべきか…。

どちらにしてもあまりに苦しい状況で、胸をつんざくような衝撃でした。
久蔵が体を負傷したこともシゲ子の困惑も、2人とも次第に精神が乱されていく姿も、全ては戦争のせい。

戦争は人の命を直接奪うだけではなく、心までもを破壊するものだと痛感しました。

心苦しさはあるものの、日本兵が犯した罪が描かれている点もよかったと感じます。
戦争を知らない人間が、戦争を知るために。

2010年に公開された日本の映画です。

戦争で四肢を失った夫とその妻の生活を通して戦争の悲惨さを訴えている映画です。
この映画はとても衝撃的だと思いました。特に日中戦争にて、中国の家屋で女性をレイプして殺害してしまうのはショッキングでした。

しかも爆発に巻き込まれて四肢を失ってしまうのも衝撃的です。
戦争的は人の心を邪悪なものにし、受ける被害も大きいことがよくわかりました。最後に、主人公が選んだ結末にもびっくりしました。