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原作は『探偵!ナイトスクープ』などを手掛けた放送作家の百田尚樹によるデビュー作であり、ミリオンヒットとなっています。

第38回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞など8部門を受賞しました。

映画【永遠の0】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

戦争の恐ろしさは勿論の事、人の命の重さや尊さを学べる素晴らしい作品だと思います。
戦時中の人々の力強さや、大切な人に対する想いにも心を打たれますし、全体的な映像色彩の美しさもあり、かなりストーリーには感情移入しやすいと思います。

そして出演者達の演技力も文句無しに素晴らしく、ストーリーに一切邪魔をしないキャスティングに満足できると思います。
岡田准一さんや井上真央さんは勿論ですが、橋爪功さんや風吹ジュンさんと錚々たる顔ぶれで作り上げられたこの作品は文句無しで良作だと思います。

戦記物だが、私にはルーツ物というイメージでとらえることができる映画だ。
姉の仕事で弟と共にその過去を調べていくが相反する評価に戸惑う。

この謎に包まれた実の祖父という設定が好奇心を掻き立てる。
やがて見えてくるのは国体のために死ぬことを求められた戦争の時代。
そのなかで流れに逆らって生き抜こうとしていたいた祖父の実像。
それは共に戦って生き延びた仲間たちの戦後の生き方に多大なる影響を与えていた。

この映画から感じ取れるメッセージは、現在も過去と間違いなく繋がっているのだというのが私の結論である。

岡田准一さん主演の永遠の0は太平洋戦争の際神風特攻隊と言う日本の勝利を願いながらヘリで敵陣に突っ込む特攻隊でありながらも生きて行くことに執着していた宮部と言う男性の生き様を描いた小説の実写化。

三浦春馬さん演じる、宮部の孫となる青年が宮部のことについて今生きている宮部の知人に話を聞いたり、調べたりするところから物語が始まります。

何故宮部が生きることに執着していたのか、彼らはどう言う思いで敵陣に向かっていき死という恐怖と戦っていたのか、いろんなことが徐々にわかって行く話しで、戦争の恐ろしさ色んなもう2度と起こってはいけない現実を感じさせられる映画で思わず涙してしまう作品です。

永遠の0は実際に過去に存在した零戦を用いた特攻に関するストーリーで、フィクションでありながらも、映画の中で当時のことを知る人たちにインタビューするシーンでは本当の特攻隊のメッセージが含まれていて、とても歴史の勉強になる作品です。

特に、戦争を知らない若い世代に見て欲しいです。
お国のために命を捨てる特攻隊の人々が、本当はどんな考えをしていたのかを窺い知ることができます。

最後まで家族を愛し絶対に生きて戻る主人公の姿には感動しました。
また、最後には特攻で敵間に体当たりして死んでしまうところが切なかったです。

私自身、平和について勉強したいと思い「永遠の０」を鑑賞しました。
結論的に、当時生きていた人がどのような思いをして、厳しき戦争時代を生き抜いていかれていた事実について深く学べました。

戦争を”誇り?とする当時の日本国内の異様な雰囲気、またその厳しい状況下の中で人前には決して見せなくても心の中で激しい葛藤を重ねる人々の姿に胸を打たれた思いがしました。

主人公の戦闘機の操縦に関して凄腕といわれていた宮部は出動しても必ず帰還することから「海軍一の臆病者」といわれましたが、それは愛する家族を守るために死ぬわけにはいかないという責任感でありました。

どんな状況にあっても命を第一とする宮部の姿に感銘を受けました。

戦争映画としてはかなり良いと思いますし、戦争と言う歴史を知っていく上で若者が見ていく映画としてはいいと思います。

しかし、私の感想としては、どうも脚本がおかしいんじゃないかと言う感じ。
脚本をもう少しちゃんとして欲しかったかなと思っています。

見ていてもリアリティー感がないというか、あんまり感情移入することができない映画でした。

見て間違いなしの映画だと思います。
原作小説ファンの方でも満足できる内容だと思っています。
私自身も原作を読んだ後にこの映画を見ましたが、原作を超えるのではないかというくらいのクオリティーで素晴らしかったです。

何回も泣かされ、最後には号泣してしまいました。
戦争への実感などのない世代なので、こういった映画は勉強という感じもありますが、この映画は特にリアリティがあって良かったです。

岡田准一さんが主演ということもあり、岡田さんをはじめキャストの方々も素晴らしかったです。