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映画【眉山】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

犬童監督の映画か好きで観たのですが、とても心を揺さぶられました。

徳島の阿波おどりもとても力強く、ポイントとして描かれていて興味深かったです。
松嶋菜々子さんが本当に美しく、また母と子にしか分からない絆のようなモノもしっかりと感じられ、終わったあとに考えさせられてしまう作品でした。

阿波おどりは生きる力を表現していたのでしょうか？
とてもパワーがあり、物語の中の対比の部分（生、生きるのと）を表していたようで引き込まれてしまいました。

母と娘は、分かり合えるからこそ本音をぶつけ合い、相手を思い合うからこそ本当のことを言わない関係なのかと自分自身の体験を踏まえて思いました。

母の無償の愛は感じつつ、母の愛が重すぎることも共感できました。

さだまさしさんの優しさが眉山の柔らかい稜線の映像と重なって、印象に残りました。
父と思われる男性を訪ね、何も知らない明るい奥さんの笑顔が画面にアップされたときは切なくなってしまいました。

全てを明るみにすれば傷つけてしまうことになり、しかし、心の中は互いに見えているという感じがして涙が出るシーンでした。

父が咲子が名乗らなくても、何かを察してという場面がよかったです。
何か通じるものがあったのかなと思います。
また、咲子と母の関係もいいなと思いました。気の合わない親子って普通にいると思うし、だから母が嫌いとは違うと思います。

気が合わないし、生きてる間は距離とったほうがいいってこともあって、でも心の奥そこでは愛し合っていた、そんな親子だったのかなと思いました。

献体というものはこの映画や医療漫画で聞いたことがあります。
すごい制度だと感銘を受けました。

一緒になることが許されない男性との間に娘をもった母と娘の物語です。
母を宮本信子さん、娘を松島菜々子さんが演じています。
死を目前にして娘の前では凛としている龍子は強い女性だなと感じました。

私にも母がおり、娘を持つ母でもあるので、どちらの気持ちにも共感しながら見ていました。

意地っ張りで弱い面を見せない母に反発を覚える娘の咲子も母に対する愛情の深さをとても感じました。
反発しあいながらも強い絆で結ばれた母娘なのだなと思いました。

最後に近いシーンでお二人とも和服姿がとてもきれいで、それも印象に残っています。
阿波踊りのシーンもとてもリアルで感動しました。

河野咲子は都会で働いていたが、徳島県の母親が後数ヵ月の命と連絡を受ける。
しかも自分の死後、献体することを望んでいたのだったのだ。

咲子は、まだ会ったことのない父親の存在を知ることになり、複雑な思いをする。

この作品を見て、松嶋さんの踊る阿波踊りが色っぽいなと感じました。
徳島の景色も見ることができ、最高でした。

そして自分の親が死後に献体したいと申し出たら、認めることが出来るかなと考えさせられる映画でした。