映画【マチネの終わりに】フル動画観るならココ※無料配信情報

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2019年に公開された日本映画です。
監督を務めたのは「昼顔」「容疑者Xの献身」を手がけた西谷弘監督です。

映画【マチネの終わりに】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

マチネとは昼公演こと。
タイトルにすでに上品さが感じられます。
今作はキュンキュン・キラキラはもう失った世代のラブストーリーで、その分しっとりとした雰囲気に満たされていました。

更には忘れらない人がいるとの設定に、多くの既婚者が自分の胸に手を当ててしまったのではないでしょうか。
私の想いは叶えられなくとも、この映画が代わりに…。

そんな気分になり、鑑賞後はしばらくポワ～ンとしてしまいました。
20代以下の人がどんな感想を抱いたかは分かりませんが、主人公・蒔野＆洋子の年齢±１０歳くらいの世代には、胸にズキュンとくるものがあるはずです。
熱烈な恋をしたことがある人ならば…。

大人の切ないラブストーリーでした。
会った瞬間、恋に落ちるとか、とてもロマンティックで、でももうお互い年だし、それぞれもう人間関係を構築しているし、いろいろすれ違って見ていて切なかったです。

なかなか面白かったのですが、ちよっとロマンティックすぎかなとも思います。
最初、あった時、ちよっといいなと思っても、相手に婚約者がいたら、そこはもう前には進まないのがリアルじゃないかなと思います。

そんな何回かだけで、運命の相手だとか、10代じゃないんだからとちょっと思ってしまいました。

芥川賞作家である平野啓一郎の小説が原作と言うことで観に行きましたが、活字以上に映画は面白かったです。

日本からパリ、そしてニューヨークが次々に舞台となっていて、ワールワイドな日本映画を久しぶりに観たので、世界で羽ばたくこうしたギタリストや記者のように活躍する日本人が増えたらいいなと思いました。

正に大人の恋愛ストーリー。福山雅治さんと石田ゆり子さんのお二人ならではの世界観に酔いしれました。
歳を重ねられた今こそ、この大人の恋愛が繰り広げられ、また若い時代とは違う環境により、生まれてくる感情も異なるのではないかと思いました。

この作品は、大人の恋愛ラブストーリーで、クラシックギタリストの蒔野聡史のファンであったジャーナリスト小峰洋子が偶然に出会い、蒔野と惹かれ合い、運命のいたずらに翻弄されていく淡い恋愛にうっとりしてしまいました。

舞台も日本、パリ、ニューヨークと旅行気分で景色も素晴らしく、福山さんの素晴らしいギターの音色にも、実際にコンサートホールにいるような感覚で、この映画をラストまでドキドキして楽しむことが出来ました。

大人のラブストーリーです。
主演の2人のビジュアルもありますが、パリなど海外の街並みと音楽とを背景にした2人の描写がとても美しかったです。

2人の複雑な感情も露骨に外に吐き出すような表現ではなく、苦しくても静かに静かにそれでいてとても心が痛くなる、苦しくなるような揺さぶられる表現でした。
どうしてそちらの道を選択したのだと疑問に思うストーリー展開もあり大変残念に感じましたましたが、それもお互いに相手を深く思いやれる2人だからの決断なんだと思います。

観終わった後に恋愛に年齢は関係ないんだなと思いました。
また恋愛がしたいと思いましたし、こんな素敵な出会いがあるかもと思うと希望がもてました。

この映画のテーマは『未来は常に過去を変えている』というものですが、すっごく判ります。
良い未来を作れば、どんな酷い過去も書き換えられるという考え方です。

ギタリストの秘書が《—–ネタバレにつき割愛—–》ところが、一番悲しかったし、怒り狂いました。

それでも、あらゆる困難を経験する二人は、一回りも二回りも人間として大きくなって邂逅するのかしないのか、その場面は本当にドキドキします。