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1962年公開の『切腹』は、『HARAKIRI』というタイトルで1963年のカンヌ国際映画祭に出品。
審査員特別賞を受賞し、世界が感嘆しました。

【一命】と合わせて鑑賞するのもおすすめですよ☆

映画【一命】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

最初の瑛太の切腹シーンがひどくリアルで嫌でした。
見ていられないし、そこから話に集中できなかったです。
三池監督らしいといえばらしいのですが、結局そこしかあまり印象に残っていません。

もちろん、武士の切なさを表すためには切腹シーンも大事だとは思いますが、他にもこだわるところはあったんじゃない？と思ってしまいました。

あんまり、演技が良くない気がしました。市川海老蔵さんは若すぎるし、他の人の方が良かったと思います。

海老蔵さんの演技が良かった！
さすが歌舞伎役者さん、といった感じで迫力ありました。
海老蔵の目ヂカラに吸い込まれそうでした。

切腹シーンは、三池崇史監督らしいしつこいエグさで、後味はよくないし、全体的に重い内容だけど、見応えはあったと思います。
ただ三池崇史監督特有のおふざけといった娯楽要素はないです。

ちなみに、個人的には、仲代達矢の「切腹」を観てないなら、先に【一命】を観るのがいいかな、と。

「切腹」は、古い映画なので、白黒で見慣れないというのもあるけど、今の映画と違う迫力がある感じがあって。
あと、仲代達矢さんがすごすぎて。

比べるというより、両方楽しめるかと思います。

題名からも感じとれましたがやはり全体的にとても重くてドンヨリしていて、観終わったあとはなんだかとても不思議な感覚に落ち入りましたし、すごく考えさせられた作品でした。

昔ほどではありませんが現代社会においても何かしらの“不条理”を呑み込まなければならないケースは少なくありません。

しかし同時に絶対に許容してはいけないラインみたいなものも人それぞれ違いはあれど必ずあります。

その2つのバランスが崩れたものこそがあの壮絶なクライマックスなんだと感じました。