映画【野火】フル動画観るならココ※無料配信情報

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映画【野火】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

映画に描かれているのは戦争の悲惨さだけではなく、極限状態に陥った人間の哀れさと人間の生死の尊さである。
画像が現代風な鮮明さで描かれているが故に、リアルさとぼかしてはいけない戦争の真実を伝えてくる。

亡霊のような主人公の田村の死人の様な目と、生きると言う執念の目の力が戦時の逼迫さをリアルに伝えてくる。
生きるために、人肉まで食すと言う究極の選択と狂気が描かれている。

最後に出て来る野火の炎と食事のシ－ンが戦火を生き抜いた主人公の悲惨さを良く表していて悲しくなる。

生々しくて怖い映画でした。
そんな状況に追い込まれるなんて、戦争は戦い以外のところも怖いです。
人を喰わなきゃなんて、いや喰わないよと思うけど、そこまで追い込まれてしまったのでしょう。

同じ部隊の仲間だったはずなのに、追い出されるなんて人間って怖いと思います。
でも、たしかに追い出すしかなかったのかなとも思うし、いろいろぐるぐる考えちゃう映画でした。

自然が綺麗だった分、余計怖さを感じられました。
戦争は悲惨だってのがよくわかります。

強烈だった。
『鉄男』などで圧倒的な世界を見せつけてきた塚本晋也監督だけに、ただ事じゃない作品なんだろうと思ってはいましたが。

極限状態の心理描写とか、手足、顔が吹き飛ぶ人体破壊描写が凄まじい。
それだけではなく、死体の上を這う蛆や、グチャグチャした肉の断片、女の金切り声、犬の吠える声、監督演じる田村一等兵の顔面力……。

そんでもってダメ押しとも言える食人シーン。
生理的嫌悪をこれでもかと刺激しつつ、ダイナミックでパワフルな戦争映画の快作でした。
二度は観たくないけど、お見事。