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演劇ユニット『ポツドール』の同名舞台劇を映画化した作品。メガホンを取ったのはポツドール主宰で劇作家である三浦大輔監督です。三浦監督は自らが脚本も書き下ろしています。

映画【愛の渦】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

同じ空間に知らない人同士が集まり、次から次へと手当たり次第に性交渉をしていく…という内容でした。

暗い部屋の中でストーリーが進んでいくので、こういうテーマに興味が無い方は途中で眠くなってくるかもしれません。
舞台が変わらないので、舞台向けのような映画でした。

日頃溜めている欲望を解放させている、人間が「動物」になった姿を見せられていました。
休息中にそれぞれが他愛ない会話を楽しんだり、別の人物の話をするのがリアルでした。

2013年に公開された日本の映画です。
ニートや女子大生、フリーター、保育士などが豪華なマンションの一室に集まり、乱行パーティーのようなものをします。

しかし、大騒ぎや大はしゃぎするのではなく、静かにパーティーが進むのが印象的でした。
しかし、彼らが性欲をむき出しにし、いろいろな思いが錯綜する様子は見応えがありました。

また、映画全体がドロドロしているわけでもなく、サスペンス性があるわけもなく、特別エロくもないところがちょっと物足りなかったです。

作品のテーマやタイトル的に、もっとドロドロしていて愛憎劇のような要素があるのかと思いきや、結構カラッとしていました。

お互いの性格や日常を知らない同士が集まり、ただ動物としての性の欲望をぶつけ合う作品でした。

日本は性に対して閉鎖的で、「汚い行為、隠さなきゃいけない部分」と思いがちなので、全てを解放してくれている作品は珍しいですね。

マンションの一室のみで行われているので、舞台に向いている気がしました。