映画【アルキメデスの大戦】フル動画観るならココ※無料配信情報

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『ドラゴン桜』などで知られる三田紀房による人気漫画の映画化です。

映画【アルキメデスの大戦】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

とても面白かったです！！
予告を見てから絶対見たいと思って映画館で鑑賞しました。見たいと思った私は間違っていなかった(笑)。

とにかく出演者が豪華ですし、なにより菅田君の演技が素晴らしかった。セリフをセリフとして感じさせない、めっちゃ難しいことを言っているのに（私は方程式など全然聞いても呪文のようにしか聞こえなかった＆それが本当か嘘なのか判断できる知識はないですが）本当に成立しているのが驚愕でした。

本当に巨大な思惑に巻き込まれてどうしようもないこともあって現実にありそうです。
大人って嫌ですね。。。

第二次世界大戦時に日本軍幹部は戦艦大和をどんな思いで作ったのかが描かれている。
綺麗事だけでは民衆の心は掴めない。
いろんな意味で日本軍幹部は戦艦大和は造らなければならない。
ただ、戦艦大和を作ってしまえば、被害は大きくなってしまう。
何としてでも戦艦大和造船を阻止したい櫂は数学を使い理論的に戦艦大和を追い詰めていく。
日本軍幹部が隠している事実を、櫂の計算によって真実を言い当てられる姿を見てスカッとさせられた。

会議で軍艦か空母かで、山本五十六は空母を進言。
古い頭の幹部は軍艦。
軍艦は日本を戦争に突入させるシンボルなのです。
ただし、安く予算を見積もってきたので、菅田君がその見積りを暴いて、空母に軍配があがらせるのです。

そのために数学の天才がギリギリの戦いを。
しかし、どんでん返しが起こります。
結局、山本五十六や軍部は真珠湾攻撃に突入します。
そして、日本が滅びないための生け贄である戦艦大和の設計の重要部分は、天才数学者の菅田君が書き起こしたものが採用されました。

自分の数式で作られた戦艦大和を見つめて流す涙は悲しすぎて泣けます。
平和のための数学が戦争の道具になります。
不思議な感慨にしばらく立てませんでした。

漫画原作を全話読んでよく知っているので、主人公の「あの」櫂がどのように描かれているのかが気になり、映画もチェックしました。
映画化にありがちな「ガッカリ」とはなっておらずホッとしました。
連載漫画の読者も安心して楽しめる出来栄えです。

超エリートにもかかわらず己の信念の為には清濁併せ呑むところも持ち合わせている主人公のキャラクターは実に魅力的な存在です。
当時の複雑な時代背景と上手に整合性を保ちつつ、所々ファンタジー的な要素を盛り込みつつ、ダイナミンクな作品に仕上がっているので、原作を知らない人や史実に詳しい歴史好き、そして軍オタにとっても十分楽しめるのではないかと思います。

菅田将暉さんと柄本佑さんのコンビが良い味を出しており、フィクション映画とは思えないほどの切迫した緊張感が伝わってきた。
それぞれの役者がそれぞれの役にあった喋り方をしていてとても見やすい作品になっていた。

作品は最初から最後までぐっと見入ってしまう面白さがあり、一番最後に全てが繋がり心に残る作品であった。

今までに色々な映画を見たことがあるが、実写の日本映画でここまで完成度が高いものは初めてであり何度でも見たい映画である。