【豊島圭介監督】映画まとめ｜あらすじ・レビュー・動画配信情報

ドキュメンタリー映画という手法・範疇を超えた、熱量やリアリズムにあふれた作品です。
それはこの映画の被写体が「三島由紀夫」と「学生」というふたつの主人公にあるからでしょう。

東大駒場キャンパスに集った学生たちの雰囲気は現代の我々の学生とは幾分にもかけ離れているように見えるが、時代を真剣に生きた彼らの主義・主張は喫緊で胸に迫るものがあり、その言葉に宿る使命感や重みは無視できない。

一方の三島由紀夫の未公開映像も含めた姿は学生たちへの舌鋒鋭い主張も見応えがあるが、時折見せる笑顔やリラックスした姿など普段の「素の三島由紀夫」が見られれ、その人柄や優しさを理解できる貴重な映像になっているのも見逃せない。

（きみたけ・30歳・会社員）

世代的に少し上なのですが、三島由紀夫という人の当時のカリスマ的人気、存在に興味がありました。

そのなかで、当時の東大生と対話している記録が映像として残っているのを見ることが出来る貴重な作品です。
想像以上に三島由紀夫という人の存在感に圧倒されました。
そして、話される際のトーンは意外に柔らかく、ユーモアも感じられます。

対話では、やはり東大生の若さを感じ、それを受け止める三島に見入ってしまいます。
このあと、三島由紀夫に待ち受ける、自ら選択することになる最期を想像し考えさせられます。

（こはこべ・52歳・派遣社員事務）

この作品は、今まで観た野村周平さんが出演されている中で一番野村さんが可愛いかったなと個人的に思った作品です。

彼の自然体な演技が、とても良かったですし、奇想天外なストーリーが面白かったです。
教習所が舞台なのですが、教習所という場所で、こんなにも、いろいろなことが起こるドラマがあるって夢があって良いなと思いました。

田舎の風景を観ているだけでも和むような雰囲気がありつつも笑える作品で素晴らしかったです。

（しゅうちゃん・32歳・フリーランス）

安達祐実さんが熱演している遊郭の女郎のお話しです。

私は女性ですがなぜか昔から遊郭を舞台にしたストーリーが大好きです。
遊郭には色々な人生があり、侘しさがあり恋もあります。
そこが魅力なのでしょう。

花宵道中もまさしく悲しい恋に散っていく女郎の人生を描いています。
安達祐実さんのキャスティングに最初はえ？って言う感じでしたが彼女が花魁になるシーンは本当に綺麗ではまり役だったと思いました。
この時代ならではの女としての生き様や悲しさで胸がいっぱいになります。

（かな・45歳・保育士）

「ユメ十夜」を見て、原作の漱石の夢十夜をもとにした全く別の作品だなと思いました。

それぞれの話しを個性溢れる監督が独自の見解で新しい「夢十夜」を映像化した作品で、見ていて面白かったです。

漱石のあの何とも言えない気持ち悪さも少し残っていて、各監督の漱石への尊敬の念というか思いが感じられました。
出演している俳優さんや女優さんたちも豪華な面々で、よくこれだけ個性のある人たちを集めたなと驚きました。

（すぎ・46歳・会社員）