映画【まほろ駅前多田便利軒】フル動画観るならココ※無料配信情報

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三浦しをんによる直木賞受賞小説を原作に、「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」の大森立嗣監督によって実写映画化した作品です。

映画【まほろ駅前多田便利軒】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

瑛太さん演じる多田と松田さん演じる行天の息があまりにもぴったりで、すごく爽快でした。

原作は読んでいないので多田と行天の年齢が分からないのですが、当時の瑛太さんたちよりももう少し年齢の高い人の方が、ガサツな感じが出せてよかったのではないかと感じました。

でも瑛太さんと松田さんだからこそ、あのバディを応援したくなってしまった気がします。

思い起こせば、物凄い豪華キャストなんですよね。
演技達者な俳優さんが、チョイ役で出演していて贅沢だなぁと感じました。

大森監督の弟である南朋さんが、弁当屋の窓からちょこんと顔を出すシーンがお気に入りです。
南朋さん出番はほとんどこれだけ。やはり贅沢です（笑）

小説から抜け出てきたような二人の風貌と空気感、そして立ち振る舞いのひとつひとつが格好よく、気怠く、時にどうしようもなくバカバカしい。

いい年した男二人のどうしようもない生活の中に、一言では話せない事情や、やるせなさや、ほんの少しの希望のようなものが雑然と、しかし確かなものとしてつまっていて、どの角度から見ても味わい深い。

世間一般の暮らしからは到底離れた世界を描いているけど、ふとした瞬間に無性に二人に会いたくなってしまう。

原作小説が好きだったので、映画化はどうなるの？と不安と期待、半々で見ましたが、とにかく満足できました！

原作の実写化というのは、原作ならではのテンポがあると思うので、個人的にはあまり実写化して欲しくないのですが、この作品に関しては小説のままのテンポと温度感で、「多田たちが動いている！」と感動しました。

個人的には、行天を演じた松田龍平さんが本当にはまり役でした。
アンニュイな感じ、ミステリアスすぎる部分が行天そのものでした。
瑛太さん演じる多田もそのものすぎて、本当にふたりが日本のどこかで生きていそう。どちらかといえばシリアスな内容なのに、ふんわりゆったりとしたタッチで進むのでほっこりできる映画です。