作家が選ぶ!おすすめの恋愛本【人気作家サミット】で紹介!
(王様のブランチ:2020年2月15日放送)
「さよならドビュッシー」で第8回このミス大賞受賞の中山七里さん。
“どんでん返しの名手”とも呼ばれ、音楽、警察、法廷ものなど、いろいろな分野のミステリー作品を生み出しています。
そんな中山七里さんがおすすめしてくれた恋愛本は……。
初めて恋愛小説が
面白いと思った
累計175万3000部突破!
傑作恋愛ミステリー
イニシエーション・ラブ
乾くるみ・著
(いぬいくるみ)
*あらすじ*
合コンで出会った、鈴木とマユ。
鈴木は、マユにふさわしい男になろうと自分磨きするが、就職を機に遠距離恋愛に。
マユとの間に、少しずつ距離ができ始め……。
若い男女を描いたほろ苦い純愛小説…と思いきや、ラストで全く違った物語に変貌を遂げる、傑作恋愛ミステリー!
中山七里さんは、恋愛小説で初めて面白いと思ったのが、この「イニシエーション・ラブ」だったんだとか。
映像化不可能と言われた「イニシエーション・ラブ」ですが、ヒットメーカー堤幸彦監督により実写化され2015年に公開。
主演は、松田翔太さんと前田敦子さん!
映画のチラシには、「最後の5分全てが覆る。あなたは必ず2回観る。」とあり、原作を先に読むか、映画を先に観るか悩ましい作品。
中山七里さん「恋愛とミステリーを絡めた小説としては、主食の出来!
こういう本のつもりで読んだんじゃないんだけどなぁ、っていう。」
中山七里さん「恋愛がミステリーに出てきた時は、味付けだったり、ちょっとテーマに触れるぐらいだったりするだけ。
イニシエーション・ラブは、恋愛自体がミステリーのネタになっている。」
中山七里さんはあまり恋愛小説は読まないんだそう。
だけど、この作品に出会って、恋愛小説も面白いなと初めて気付かされた、と語っていました。
かつて、くりぃむしちゅーの有田さんも、「イニシエーション・ラブ面白い!」と激推ししていました。
作家サミットに同席していた辻村深月さんも、「イニシエーション・ラブおもしろかった」と絶賛した上で、「初読の楽しさが1回しかない本、だから初読を大切に読んでほしい」と熱くコメントしていました。
気になる方はチェックしてみてくださいね♪
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