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DVDレンタルあり (旧作) |
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幼なじみの郁夫(浅野忠信)と結婚したゆみ子(ゆみ子)は幸せな日々を暮らしていたが、ある日、夫が死んでしまう。
郁夫は、線路の真ん中を歩いており、そのまま電車に轢かれたのだ。
その後、ゆみ子は、能登に嫁ぎ、夫・民雄(内藤剛志)と穏やかな日々を送っているが、いつも心の中には郁夫がいて……。

本作が是枝裕和監督の劇場映画デビュー作!
ヴェネツィア国際映画祭で金オゼッラ賞を受賞しました。

映画【幻の光】を鑑賞した方のレビューをチェック♪
【幻の光】レビュー:生と死、そして再生(☆3.5/5.0)
静かに、ひたすらに静かに。
派手な演出も劇的な状況変化もありませんが、それでも主人公のゆみ子が少しずつ心を回復させていく姿には、力強さを感じました。
ゆみ子が悲しみを重ねて、そして人と人とが正面からぶつかり合うことで、精神的に蘇ったのだと思います。
まさに”生”と”死”と”再生”を描いた作品ではないでしょうか。
公開当時はミニシアターがどんどん閉館していた時代。
後付けの意見になるかもしれませんが、そんな時代にデビュー作ながらまるで仏映画のような映画を手掛けていた是枝さんは、やはり世界的な監督になられるわけですね。
(こょち・42歳・フリーランス)

この映画を観たのは江角マキコと浅野忠信の名が広く知られるようになって間もないころだったと記憶しています。
間もなくスターになる二人を青田買いして主役にしたわけで是枝裕和監督のセンスの良さが出ていると言えるでしょう。
立ち姿のいい主役のお二人。
そして日本映画の名作で見たことがあるような美しい景色と室内のたたずまい。
一つのショットごとにカッコ良すぎ。
ヒロインの二人目の夫もいい人で穏やかすぎる物語。
いい映画だとは今でも思っていません。
是枝監督がやがて俳優たちに最大限の創造力を発揮させ、世界を感動させるストーリーを語るようになるとは思いもよらなかった20年以上前でした。

公開年:1995年 製作国:日本 上映時間:110分
《監督》
《原作》
宮本輝
『幻の光』
《キャスト》
江角マキコ 浅野忠信 内藤剛志 柏山剛毅 渡辺奈臣 木内みどり 柄本明 桜むつ子 赤井英和 市田ひろみ 大杉漣 橋本菊子 吉野紗香 寺田農 原田修一 井之上隆志 山口光輝