映画【そこのみにて光輝く】フル動画観るならココ※無料配信情報

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メガホンを取ったのは、「オカンの嫁入り」の呉美保（お・みぽ）監督。

主演は、本作公開前年度、『横道世之介』『夏の終り』で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した綾野剛さん。

映画【そこのみにて光輝く】を鑑賞した方のレビューをチェック♪

この映画のストーリーはショッキングな内容のものですが、日本のどこかでこのよう家族は存在しているということを心のどこかで意識して観ると、より胸にくるものがあると思います。

主演の池脇千鶴さんの出演作は以前にもいくつか観たことがありますが、この映画の演技は特に印象的です。
苦しみや悲しみの感情だけでなく、虚無感や絶望なども観ていて苦しくなるほどに伝わってきます。

同じく主演の綾野剛さんの役柄も、突出した特徴のないどこにでもいる若者の役なのに、とても心に残る演技で素晴らしかったです。

池脇千鶴の演技力が爆発してます。
貧しさ、DV男から抜け出せない辛い状況などが、場面説明として描かれてますが、それだけじゃなくて所作や表情からも滲み出てる。

父親の欲望の処理までしなきゃいけない、追い込まれている彼女の環境が惨すぎて、映画を観終わってからも後を引きます…。

綾野剛の人の良さと、菅田将暉の危うさのバランスでハラハラする場面もあり。中盤に主人公二人が上手くいきかけてるから、ラストの二人の選択がかなり辛かったです。

作品の中で、池脇千鶴は本当にタイトル通り「そこのみにて光り輝く」存在だったなと感じました。

なかなかにヘビーな作品。
見終わってからの余韻が重く、端的に言えば後に引きずる作品。

誰も救われていないのにシンプルなバッドエンドではないところに不思議な魅力を感じる。

主人公・達夫が良い人すぎないところが絶妙にリアルで、むしろ個性を引き立たせていたと思う。

綾野剛さん、池脇千鶴さん、菅田将暉さんの演技力がずば抜けていて、どのような役作りをすれば一人の人間が他の人間をここまでリアルに演じることができるのか単純に疑問に思った。